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【ご報告】 第2回クオリアエキサイティングクラシックコンサート

2012917日(月・祝) コンサート当日。台風接近の影響により夕刻から雨、との予報が出ていたにもかかわらず、開催を祝福するかの如く晴天に恵まれました。

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トップアーティストとの共演で、17歳とは思えない、堂々たる演奏を披露してくださった第2回クオリア大賞の大倉佳栄さん。
(左から、林裕さん、大谷玲子さん、大倉佳栄さん、大江のぞみさん、上野真さん。)

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コンサートナビゲーター役のために、お忙しい中をいらしてくださった
NHK交響楽団の首席コントラバス奏者、吉田秀さん(写真左)


プログラム前半は大賞受賞者に与えられる、一流演奏家との共演です。演目はドヴォルジャークのピアノ五重奏曲イ長調。クリーム色の上品なドレスを着た大倉佳栄さん(昨年度オーディション大賞)は、大谷玲子さん、大江のぞみさん、林裕さん、上野真さん という錚々たるメンバーに囲まれながら、ファースト・ヴァイオリンの重責をしっかりと担い、見事な演奏をされました。その揺るぎない音楽への思いは、一流演奏家の皆様に支えられて気迫となり、会場の隅々まで伝わったのです。未来を拓く17歳のヴァイオリニストに、観客の皆様から惜しみない拍手が送られました。

演奏後、お忙しい中を司会のために駆け付けてくださった NHK交響楽団首席コントラバス奏者の吉田秀さんが、受賞者インタビューをしてくださいました。演奏中はすでに気品と風格を備えた大倉さんですが、お話する表情や声はとてもチャーミング。吉田さんのお優しい対応と楽しいトークに守られ、インタビューにもきちんとした受け答えで、立派に大役を果たされました。

後半は、ブラームスのピアノ四重奏曲ト短調。その美しさと力強さは強烈で、普段クラシックに慣れ親しんでいない方でも、正しくエキサイトするひとときとなりました。ピアノの充実した力強さと、弦の温かさや内面性が深く溶け合ったこの名曲。観客の皆様はその美を余すことなく堪能できたのです。一流でなければ、このようなテンポでは絶対に弾ききれない、ものすごい勢いで心に迫り来る名演でした。会場が一つになった瞬間、ブラヴォーが飛び、割れんばかりの拍手が鳴り響きました。これこそが生で聴くクラシックの醍醐味であり、カーテン・コールに先生方は何度もお応えになりました。

終演後、興奮した口調で多くの方からご感想を頂きました。アンケートも含め、お伝え申し上げます。

・かんどうしました!すてきなハーモニーでした。(小学生の女の子)
・とてもいい時間を過ごさせて頂きました。音楽っていいなって思いました。
・大倉さんはとてもチャーミングで、でも17歳とは思えない落ち着きで本当にびっくりしました。先生達の演奏は本当に素晴らしいの一言です。感動しました。
・自転車で20分のクリエイトセンターで、素晴らしい演奏を聴けることに感激しています。忙しい日常の中で生の演奏を聴くことで、立ち止まって自分を見つめ直したり、音楽の波の中で自分の位置を確認できる気がします。素晴らしい機会をありがとうございました。
・ドヴォルジャークは心地よく演奏者と共に踊るような気持ちで聴きました。ブラームスは弦楽の美しさに酔いしれました。茨木が音楽の街になるといいなあと思いました。
・とても感動しました。音楽への愛や愛しさをたくさん感じて、胸がいっぱいです。
・ヴァイオリンの高い音がとても綺麗でした。ピアノもチェロもヴィオラも、全部キレイな音ですごくすごく良かったです。大倉さん、慣れてる感じでとっても良かったです。
・大倉さん、一曲ソロで聴いてみたかったです。
・大倉さん、先生方との共演に最初は少し緊張されていたように思いましたが、進んでいくうちにプロの演奏家として素晴らしいハーモニーを奏でていらっしゃいました。今後の活躍を楽しみにしております。
・プログラム後半、意識を失いそうになるほど感動しました。こんな感覚は初めてでした。良い機会をありがとうございました。

他、多くの感動のお声を頂戴いたしました。アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。

私共も、このような感動溢れる演奏会に携わらせて頂き、感謝しております。

来年度コンサートも、楽しみです。さて、来る1222日(ピアノ)と24日(弦楽器)の本選、どのような演奏家に出会えるでしょうか。。ぜひ、オーディション本選へ足をお運びください。

ありがとうございました!!


→当日のプログラム(PDFを表示する